ドバイワールドカップを勝利して日本を勇気付けたヴィクトワールピサ

日本に希望を与えたヴィクトワールピサ ドバイワールドカップ制覇!

今回の厳選名馬列伝でご紹介するのは、ヴィクトワールピサです。
本当は、もっと後に紹介する予定だったのですが、ドバイワールドカップ関連記事を書いた際に、この馬の名前が出てきたので、だったら今紹介しちゃおうと思いましてこの馬にしました。

 

 

父 ネオユニヴァース
母 ホワイトウォーターアフェア

 

 

生涯成績:15戦8勝

 

主な勝ち鞍:皐月賞 有馬記念 ドバイワールドカップ

 

 

期待されていた馬が予定通りに成長

 

これほどの名馬がまさかの新馬負けをしているのですが、それも納得の相手でした。
新馬戦でローズキングダム(ジャパンカップ勝ち馬)に負けているのです。
3着以下に5馬身以上の差でした。

 

 

その後は2連勝して年末のラジオNIKKEI杯に進みます。
中団やや後方から一気に脚を伸ばして圧倒的1番人気に応えて、来年のクラシックの大本命に名乗りをあげました。

 

 

明け3歳になり弥生賞からスタートしました。
後のマイルチャンピオンシップ勝ち馬のエイシンアポロンを寄せつけない競馬で、期待の磐石のスタートをきりました。

 

 

本番のクラシック第1弾の皐月賞

 

有力馬が数多く集まって注目された皐月賞でも1番人気になりました。
しかし、このレースまで主戦ジョッキーを務めてきた武豊騎手でしたが、この年の毎日杯で大きな落馬事故を起こしており、このレースから岩田騎手に乗り代わりになりました。

 

稍重の馬場でやや早いペースを中団からじっくり構えてレースに挑み、直線では一気に抜け出しました。
後方から迫るヒルノダムールでしたが、追い抜くほどの脚ではなく、まさに完勝の内容でした。
岩田騎手は見事に代打の役目を果たしました。

 

 

続くホースマンの憧れの競馬の頂点ともいえる日本ダービーも1番人気で挑む事になりました。

 

良馬場で行われたこのレースは、近年稀にみるスローペースで進みました。
いつもよりは、やや前目にポジションしたヴィクトワールピサでしたが、徐々にいつものポジションに下げて直線勝負に挑みました。

 

一気に抜け出しにかかりますが、前にいたローズキングダムを捕らえることができませんでした。
同じようなポジションにいたエイシンフラッシュは一気に加速して先行していたローズキングダムも差しきりました。
上がり3Fのタイムは32.7秒という破格のタイムでした。

 

 

3歳で海外競馬の凱旋門賞挑戦へ

 

凱旋門賞挑戦が発表され本番を前にニエル賞を使うことになりました。
このレースからは、復帰した武豊騎手が騎乗することになりました。

 

ニエル賞は、4着でしたが勝ち馬との差は大きく本番が不安視されました。

 

そして凱旋門賞へ向かいます。
フランス特有の重い馬場に苦戦しました。
直線では日本で見せるような弾けるような脚は使えず苦い思い出になってしまいました。

 

なお一緒に挑戦していたナカヤマフェスタが頭差の2着でした。
勝ち馬はワークフォースでした。

 

 

日本に帰ってきて初戦はジャパンカップになりました。
このレースには、ブエナビスタや同世代のライバル達も多く参戦していて海外からの復帰初戦ということもあり8番人気の低評価で、乗り役もギュイヨン騎手でした。

 

思い切った2番手からのレースとなりましたゴール前までよく粘り3着という結果でした。
勝ったのはライバルのローズキングダムで、ブエナビスタは降着により2着となりました。
※今のJRAの新ルールでは、降着にはならなかったと思います。

 

 

続いて有馬記念に挑戦しました。

 

このレースでは、ミルコ・デムーロ騎手とのコンビで挑みました。
前走同様の先行策で挑み、直線では猛追してきたブエナビスタをハナ差退けて、
ビクトワールピサが有馬記念を制しました。

 

この年の最優秀3歳牡馬に選ばれました。

 

 

日本にとって衝撃の1年はに明るいニュースをもたらした

 

2011年のプランはドバイ挑戦となりました。

 

初戦は中山記念になりました。
ドバイワールドカップ挑戦の大事な国内初戦となりました。

 

このレースのヴィクトワールピサのレースぶりは衝撃的でした。
厳選名馬列伝がこの馬を観た中でも1番強いレースだったと思います。
相手関係もあるとは思いますが、衝撃の強さって感じがしました。

 

そしてこの年の3月11日に東日本大震災が起こりました。
そんな中、ヴィクトワールピサはドバイワールドカップに挑戦することになりました。

 

一緒に日本から挑戦していたトランセンドが逃げる展開で、ヴィクトワールピサは直線で前との差をジワリとつめて1/2馬身差で日本馬初のドバイワールドカップ勝利に手にしました。
2着にもトランセンドが粘りまさかのワンツーフィニッシュとなりました。

 

これは日本国内でも大きな話題になり、復興へ向かっている日本を後押ししてくれました。

 

 

この後は、香港へ向かうはずだったのですがハ行がみられたために回避することになりました。

 

 

その後は凱旋門賞挑戦のプランも浮上しましたが、キャンセルになり、秋は昨年と同じジャパンカップ→有馬記念のローテーションになりました。

 

しかし本調子のデキからは大きく下回るもので、13着、8着と残念な結果に終わり引退する事になりました。

 

 

厳選名馬列伝の好きだったヴィクトワールピサ

 

ヴィクトワールピサは、世界的に有名なドバイWCを日本馬で始めて勝利した馬で、まさにスターホースでした。

 

この馬は馬体もまさにサラブレッドって感じの素晴らしい馬で、見た目からもファンが多い馬だったと思います。

 

 

先ほども少しふれましたが、厳選名馬列伝管理人はこの馬の中山記念でのパフォーマンスにはビックリしました。
このレースを観た時に、ドバイでも好成績が期待できると思いましたし、芝のドバイデューティフリーになぜ出走しないんだと残念に思った記憶があります。

 

結果的には、ドバイワールドカップを勝利したので、選択は間違いなかったわけですが。笑

 

 

種牡馬として日本で産句が今年デビューすることになっています。
活躍馬を出してくれる事を期待したいと思います。

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