もう一つの最強世代 一気に頂点に立ったマンハッタンカフェ

もう一つの最強世代 一気に頂点に立ったマンハッタンカフェ

厳選名馬列伝で今回ご紹介するのはマンハッタンカフェです。

 

実はこの世代も非常にレベルが高かったんです。
アグネスタキオン、ジャングルポケット、クロフネ、ダンツフレームのGT勝ち馬に、エアエミネム、サンライズペガサス、アグネスゴールドといったケガさえなければさらに活躍したであろう馬達がいました。

 

マンハッタンカフェは、個人的に近代競馬もっとも合ったさきがけ的な馬だったと思っています。

 

 

父 サンデーサイレンス
母 サトルチェンジ

 

 

生涯成績:12戦6勝

 

主な勝ち鞍:菊花賞 有馬記念 天皇賞(春)

 

 

 

1億円超えの期待馬マンハッタンカフェ

 

デビューは年が明けての3歳になりました。
かなり期待されていた馬でしたが、新馬戦では2番人気でした。
結果は3着と残念結果になりました。

 

続くレースも新馬戦で、このレースでは前走で2着だったイサオヒートに大きく差をつけて勝利しました。
馬場が良になったのもよかったのかしれません。

 

 

3戦目には、皐月賞トライアルの弥生賞へチャレンジしました。
しかしこのレースには、怪物が出走していました。

 

それがアグネスタキオンです。
このレースでは、後続に5馬身以上離す圧勝で勝ちます。
マンハッタンカフェは4着で惜しくも権利を獲得することができませんでした。
不良馬場だったのが悔やまれます。

 

 

これで春の1冠目の皐月賞への道は閉ざされましたので、ダービー出走へ向けて条件特別に挑みます。

 

しかしこのレースで、11着と惨敗したことで、
ダービーも諦めて休養することになります。

 

 

夏場に復帰したマンハッタンカフェは、札幌競馬場の長距離レース2600mの富良野特別に挑みます。
ここでは、格の違いをみせて完勝します。

 

そして同条件の阿寒湖特別も完勝で長距離適正をみせます。
結果的に休ませたことが吉と出た感じで、馬が一気に大人になりました。

 

 

秋の初戦は菊花賞トライアルのセントライト記念に挑みました。
ここでは、3番人気の評価でした。
馬場は稍重でした。

 

レースでは、先行する積極的な競馬を見せますが、最後は粘れずに4着で権利は獲得できませんでしたが、賞金で菊花賞は出走できることになりました。

 

 

一気に頂点へ マンハッタンカフェが本格化

 

ようやく世代のトップ争いのクラシックに出走することができたマンハッタンカフェ
菊花賞は距離適正的にも、非常にチャンスの高いレースでした。

 

しかしここには、ダービー馬のジャングルポケットや皐月、ダービー共に2着のダンツフレーム、そして古馬相手のGUを含む4連勝中のエアエミネムが出走していました。

 

 

レースはマイネルデスポットの緩いペースの逃げで進みました。
人気どころでは、エアエミネムが5番手あたりで進めていて、マンハッタンカフェはその後ろといった感じで進みます。

 

4コーナーから一気にペースアップして最後の直線をむかえます。
マイネルデスポットが逃げ粘り勝負あったかと思われましたが、マンハッタンカフェが一気に襲い掛かり半馬身先着してマンハッタンカフェが菊花賞を勝利しました。

 

エアエミネムは3着で、ジャングルポケットは4着、ダンツフレームは5着という結果でした。

 

 

年内最後は暮れの有馬記念
このレースには、賞金王のテイエムオペラオーや2着続きだったメイショウドトウなど充実の古馬勢との戦いになりました。

 

このレースもスローペースでレースが進みます。
斤量にも恵まれていたマンハッタンカフェは中団を追走します。

 

有力馬を前に見る競馬をしていたマンハッタンカフェ。
4コーナーから一気にペースが上がり伸び悩む人気馬を尻目に、外から一気にマンハッタンカフェが差しきる競馬をみせました。

 

ジャパンカップに続き、3歳馬が有馬記念を勝利して世代のレベルの高さを示しました。

 

 

古馬になり海外挑戦が噂される

 

一気に頂点まで上り詰めたマンハッタンカフェの4歳初戦は日経賞からスタートしました。
8頭立てということもあり、1.2倍の圧倒的1番人気に支持されたマンハッタンカフェでしたが、レースではあっけなく6着と敗れてしまう。
小雨が降る状況で、馬場に注文がつくこの馬には大きな影響があったのかもしれませんし、元々弱かった蹄が影響したとも言われました。

 

 

少々不安な状況で本番の天皇賞(春)を迎えることになりました。
このレースでは、ナリタトップロードに次ぐ2番人気で出走しました。

 

レースではまたしてもスローペースで、好スタートから経済コースの内を進みナリタトップロードをマークする形で進めます。
直線では先に抜け出しにかかるナリタトップロードを一気に捕らえて最後に猛追してきたジャングルポケットをハナ差おさえて、天皇賞(春)を勝利しました。

 

 

この勝利で、海外挑戦が決まり凱旋門賞挑戦になりましたが、凱旋門賞では13着全くこの馬らしくない競馬で敗戦してしまいました。

 

その後、屈腱炎が見つかりそのまま引退しました。

 

 

 

厳選名馬列伝が好きだったマンハッタンカフェ

 

この馬は、とてもカッコイイ馬でした。
青鹿毛で鼻筋に白の流星があり、見栄えがとても綺麗でした。
サラブレッドだと青鹿毛が好きな厳選名馬列伝はまさに惚れこんだ1頭です。

 

この時代からレースがスローで進んで、直線で瞬発力勝負って感じの流れ増えていて、まさにこの馬は申し子のような競馬をしました。

 

珍しいほどの馬場の影響を受ける馬で、当日の天候が非常に重要でした。
この馬の特徴を考えるとなぜ海外挑戦したのか?
疑問が残ります。

 

フランスは、馬場に水を散布するのが当たり前で、固い馬場は期待できないのは分かっていたはずなのに
共同馬主の西川さんは、海外挑戦を反対していたようでしたが、もう一人の共同オーナーの吉田照哉氏と調教師の小島太さんの熱意に負けたという話があります。

 

本当かどうかは分かりませんが、挑戦しなければ屈腱炎にならなかったかもしれませんし、日本で更なる活躍をしている所を見たかった気もします。

 

 

種牡馬になってからも活躍馬を輩出しています。

 

歴代でも最強クラスの牝馬のブエナビスタのライバルだった秋華賞馬のレッドディザイア
NHKマイルカップを逃げ切って短距離路線で活躍したジョーカプチーノ
親子制覇を達成した天皇賞(春)を勝利したヒルノダムール
ダートで一気に花開いたグレープブランデーがフェブラリーステークスを勝利

 

その他にも重賞勝利馬は数多く輩出しています。
今後も種牡馬としての活躍を期待しています。

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