テイエムオペラオー 世界の賞金王無敵の強さ

テイエムオペラオー 世界の賞金王無敵の強さ

今回の厳選名馬列伝で取り上げるのはテイエムオペラオーです。
わずか1000万円あまりで取引されたこの馬がまさかの世界の競馬史でNo.1の賞金王に輝くとは誰が予想できたでしょうか?

 

 

父 オペラハウス
母 ワンスウエド

 

生涯成績:26戦14勝

 

主な勝ち鞍:皐月賞 天皇賞(春 2勝)天皇賞(秋)宝塚記念 ジャパンカップ 有馬記念

 

 

平凡なスタートから皐月賞制覇へ

 

テイエムオペラオーは、日本競馬界を席巻していたサンデーサイレンスとは真逆の人気のないオペラハウスの子供でした。

 

新馬戦も1秒以上離される負け方でした。
3戦目のダート戦でようやく未勝利を脱出することができました。

 

500万下特別を勝利してようやくオープン馬になることができました。

 

皐月賞挑戦の最終便と言われる裏路線の毎日杯に挑戦すると一気に馬が変わった感じで、2着以下を大きく離しての勝利だった。
この勝利で皐月賞への挑戦権を獲得した。

 

 

皐月賞には、超良血馬のアドマイヤベガとトライアルで結果を出していたナリタトップロードが参戦していた。

 

レースは平均ラップで進んだが、2頭のライバルと同じ後ろからの競馬をした。
そして直線に向くとナリタトップロードと共に伸びてきたが、ポジションの差でクビ、ハナの差を制して一気にGT馬になった。

 

 

続く競馬の祭典、日本ダービーでは、ライバル2頭に次ぐ3番人気どまりだった。
このレースではライバルよりも前目のポジションで競馬をして、先に抜け出すもライバル馬に一気に迫られ3着で終わってしまった。
勝ったのはアドマイヤベガだった。

 

 

秋の初戦は古馬との戦いを選んだ。
充実していた古馬の壁は厚く3着だったが、久々としてはよい競馬だった。

 

 

3冠レース最後の戦い菊花賞に挑んだテイエムオペラオーは後方からの競馬で先行抜け出したナリタトップロードにはクビ差届かず2着だった。
ライバル3頭で、タイトルを分け合う結果になりました。

 

 

その後テイエムオペラオーは、ステイヤーズSを使い2着だった。
その後有馬記念に挑戦した。

 

有馬記念では、斤量差を活かして先行策から押し切る競馬を試みた。
4コーナーでは、グラスワンダー、スペシャルウィークの人気古馬2頭と一緒に直線へ向いた。

 

2頭は外をついたが、オペラオーは内側から突っ込んできた。
ハナ+クビの差で3着となったが、その強さは世代トップの評価になった。

 

 

充実期の古馬 まさに無敵の1年

 

4歳になってからまさに圧巻の1年になる。

 

初戦の京都記念、続く阪神大賞典を2連勝して天皇賞の本命馬になった。

 

 

春の天皇賞では、同世代のナリタトップロード、ラスカルスズカを寄せ付けずテイエムオペラオーが春の天皇賞を制覇しました。

 

 

続く宝塚記念では、有馬記念で敗れたグラスワンダーやメイショウドトウをねじ伏せて連続GT勝利を飾った。

 

 

秋の初戦は昨年と同じ京都大賞典を勝利して、秋の天皇賞へ挑んだ。

 

現役最強馬となっていたテイエムオペラオーは、ここでも1番人気だった。
重馬場の難しい状況だったが、5番手から早めの抜け出し2馬身以上の差を付けて、天皇賞(春・秋)制覇を達成した。

 

 

続くジャパンカップには、ファンタスティックライトが参戦していた。
まだ頭角を現す直前だったが、それでも注目の馬だった。

 

ちなみにファンタスティックライトは、その後香港Cや愛チャンピオンSやBCターフを勝利した。
その時には、種牡馬でも大活躍したガリレオを撃破している。

 

このJCでも、高い勝負根性を発揮して接戦を物にしてジャパンカップを制した。

 

 

この年のラストになる有馬記念にも参戦した。
このレースを勝つと、秋の天皇賞→JC→有馬記念3連勝になり、特別ボーナスの1億円を獲得できる。

 

このレースでもライバル馬になったメイショウドトウをハナ差退けて勝利して、秋のGT3連勝を飾った。

 

これで年間8戦8勝で、GT5勝で年度代表馬の投票でも満票を獲得して歴史的な1年になった。

 

なおライバルのメイショウドトウは、宝塚記念→天皇賞(秋)→JC→有馬記念と4連続2着だった。
テイエムオペラオーがいなければ、この馬も日本競馬に大きく名前残す名馬になっていたことだろう。

 

 

連勝ストップ何かがおかしい

 

5歳時も現役を続行したオペラオー
初戦の大阪杯で、まさかの4着と敗戦した。

 

春の天皇賞は、いつも通りのオペラオーを思い出させる内容で春の天皇賞連覇を達成した。
またしてもメイショウドトウは2着だった。

 

 

宝塚記念では先行してたメイショウドトウを捕まえることができずに、2着に終わってしまい連続GT勝利は6でストップした。
メイショウドトウはようやく初のGT勝利をおさめた。

 

 

3年連続の京都大賞典は圧勝で復活を予感させた。

 

史上初の天皇賞2年連続の春・秋連覇に挑んだ。
このレースでは、逃げていたライバルのメイショウドトウをとらえて連覇達成かと思われたが、なんとダート2連勝中のアグネスデジタルに一気に差されて2着になった。
このレースは重馬場だったのも影響したのかもしれない。

 

 

続くJCで雪辱を晴らしたいテイエムオペラオーだったが、3歳馬に足元をすくわれる。
中団から抜け出し王道の競馬をみせて勝利を目前にしたが、その年のダービー馬のジャングルポケットにクビ差やられて2着だった。

 

そして有馬記念では、オペラオーらしい所がみられずに馬軍に吸収され5着となり引退することになった。
このレースでも3歳馬の菊花賞馬のマンハッタンカフェに敗れた。

 

 

厳選名馬列伝が思うテイエムオペラオー

 

4歳時のこの馬を見ていた時は、負ける気がしないとしか言いようがなかった。
勝負根性がひときわ目立ち、接戦ではゴール板の位置を知っているんじゃないかと思うような競馬をみせていた。

 

全盛期に海外挑戦している所を観てみたかったのが正直な感想だ。
特に父親がオペラハウスでヨーロッパの芝には適性が期待できたし、重馬場も苦にしなかったことからかなり期待できたのでは?と厳選名馬列伝では予想していました。

 

もしかしたらガリレオ級だったかも…
と思うと残念ですね。

 

生涯ライバルになったメイショウドトウは可哀想でした。
まさに生まれた年がというやつです。GT2着5回というのも物凄い記録です。

 

 

日本競馬界でも屈指の名馬であるのは間違いないですし、未だに総賞金は抜かれていません。
種牡馬としての活躍も期待されていましたが、GT馬を出すことはできませんでした。
とても残念でしたが、この馬は永遠に語り継がれる馬なのは間違いない事でしょう。

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