芦毛伝説再び!逃げ馬セイウンスカイ

芦毛伝説再び!逃げ馬セイウンスカイ

厳選名馬列伝が今回ご紹介するのはセイウンスカイです。
芦毛が特徴で、とんでもない最強世代に生まれた逃げ馬です。

 

 

父 シェリフズスター
母 シスターミル

 

生涯成績:13戦7勝

 

主な勝ち鞍:皐月賞 菊花賞

 

 

強力なライバルの中勝利を重ねる

 

セイウンスカイは、父親がシェリフズスターで、あまり日本の人にはなじみが無い種牡馬だと思います。
私も、ほとんどしらないくらいで、他に活躍している馬も知りませんがこのセイウンスカイが広めたともいえないくらいその後もあまり聞かない種牡馬です。

 

 

そんなセイウンスカイは3歳デビューと遅くなりましたが、厩舎では期待されていました。
5番人気の新馬戦になりましたが、道中では先頭に立つ競馬で、1秒差の圧勝でした。

 

その後オープンのジュニアCに挑戦するとこのレースでもスタート直後から先頭に立つと楽々の逃げ切りを勝ちで一気にオープン馬になりました。

 

 

そして皐月賞挑戦のためにトライアルの弥生賞へ挑戦したセイウンスカイにライバルが立ちはだかります。
このレースには、栗東の期待馬で武豊が惚れこんでいたスペシャルウィークと昨年の東スポ杯の覇者のキングヘイローが参戦していました。

 

 

レースでは、いつも通りの逃げますが、直線のゴール前でスペシャルウィークに捕まり2着になってしまいました。
しかし、これで優先出走権は獲得しましたし、ダービーも賞金的にほぼ出走できることが決まりました。
ここまで主戦を務めていた徳吉騎手はこの敗戦で、主戦を下され次戦からは横山典騎手が騎乗する事が決まりました。

 

とても厳しい乗り代わりですよね。
競馬界にはよくある話ですが、これでは若手はなかなか経験を積む事ができませんよね。
調教師さんが若手ジョッキーを育てたくても馬主の方針には逆らえないので、残念です。

 

 

皐月賞本番は、スペシャルウィークに次ぐ2番人気になりました。
セイウンスカイは2番手を追走し、4コーナーで先頭に立つとそのまま後続を抑えて、セイウンスカイが皐月賞を制しました。

 

 

次は競馬の祭典日本ダービーです。
2冠を目指して挑みますが、東京競馬場を逃げ切るのは難しいこともあり、3番人気と評価を落としていました。

 

レースでは、ライバルのキングヘイローが逃げるまさかの展開ではじまり、セイウンスカイは2番手を追走しました。
直線で前を行くキングヘイローを交わしましたが、1番人気のスペシャルウィークに一気に交わされて連れて上がってきたボールドエンペラーにも差されて4着で日本ダービーを終えました。

 

 

秋の目標は菊花賞

 

秋の初戦は、菊花賞トライアルを使わない珍しいローテーションの、京都大賞典からスタートしました。
古馬の1戦級との戦いになりましたが、跳ね返し見事な逃げ切り勝ちを披露しました。

 

 

そして本番の菊花賞に挑みます。
古馬相手の圧巻の競馬を見せたがダービー馬のスペシャルウィークには人気で敵わず2番人気でレースはスタートしました。

 

レースの週には、内側の仮柵が移動されてグリーンベルトのような最高の馬場がセイウンスカイの味方をしてくれます。

 

ハイラップで進めますが、馬場のおかげでそのスピードは全く衰えません。
最後の直線を向かえてもその逃げ足は衰えず、2着のスペシャルウィークに
3馬身以上の差をつけて圧勝のレコードでセイウンスカイが菊花賞を制しました。

 

 

3歳最後の1戦は、暮れの有馬記念を選びました。
ここでは、1番人気になりました。

 

軽快に逃げますが、プラス10キロの馬体重も響いたのか4着に負けてしまいました。
このレースを勝ったのはグラスワンダーで、2着と3着のメジロブライトとステイゴールドは京都大賞典で倒していただけに、勝てた可能性があるレースでもありました。

 

 

古馬になり控える競馬が増える

 

4歳の初戦は日経賞を選びます。
天皇賞挑戦のために、最高のスタートをきります。

 

レースでは、2番手から競馬をしますが、他の馬の手ごたえ怪しくなる中、セイウンスカイは持ったままの楽勝で、5馬身以上の差をつけて天皇賞へ挑みます。

 

 

春の天皇賞では、ライバルのスペシャルウィークが早めの競馬を選び3番手でマークされる展開で、苦しい競馬になりました。

 

直線では、粘るが交わされその後ろにいたメジロブライトにも差されて天皇賞(春)は3着に終わってしまいました。

 

 

秋に向けて札幌記念からスタートします。
1戦級の馬が夏場に出走するのは当時は珍しかったので、ライバルらしい馬もいなく圧倒的な人気になりました。
ここで、運命を左右する競馬をみせます。

 

これまでの逃げ・先行から7番手追走という中団からの競馬を試してみました。
力が圧倒的なこともあり、すんなりと勝利することができました。
59キロを克服できたのも大きかったと思います。

 

 

ここから秋の天皇賞へ直行します。
ライバルの不調もあり1番人気でレースに挑みます。
またしても中団からの競馬になりましたが、一流馬相手にメンバーで2番目の上がりタイムを記録するも、前がなかなか止まらずで、5着と敗れて期待を裏切る結果になってしまいました。

 

そしてレース後に運命を決定づける大きな故障に見舞われます。
競争馬の最大の敵になる屈腱炎に見舞われます。
長期休養を余儀なくされる運命にあったセイウンスカイは引退はせず、復帰を目指すことになります。

 

 

そして2年後の春の天皇賞で奇跡の復活をしますが、レースは12頭立ての12着で、競馬界を引っ張っていたテイエムオペラオーから15秒以上の差をつけられる結果になりました。

 

宝塚記念も目指しましたが、途中でまたしてもケガをしていしい今度こそ引退する運命になりました。

 

 

厳選名馬列伝が考えるセイウンスカイ

 

セイウンスカイは、とんでもない世代に生まれた馬でした。
今とは違い外国産馬にクラシックの出走権が無かったので助かった面もあると思います。

 

スペシャルウィークだけでも凄いの、グラスワンダーとエルコンドルパサーの2頭の外国産馬が同世代にいるまさに、日本競馬の中でトップの最強世代だと私は思っています。

 

古馬になってからGTを勝てなかったのは残念でした。
脚質からも有馬記念はとても合っているイメージがあっただけに、屈腱炎はとても残念でした。

 

種牡馬生活ではライバル大きな差をつけられることになります。
血統がそれほど良かったわけでもなかったので、しょうがない結果だったのかもしれません。

 

2011年に牧場でこの世界から別れを告げている。

 

 

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