天才武豊をダービージョッキーにした名馬 スペシャルウィーク

天才武豊をダービージョッキーにした名馬 スペシャルウィーク

厳選名馬列伝で今回紹介するのは、ダービー馬のスペシャルウィークです。
あの天才武豊騎手がなかなか勝てなかったダービーを初めて勝利したのがこのスペシャルウィークでした。

 

そして、サンデーサイレンス産句の中でも屈指の名馬でもあり、数々のタイトルを獲得した馬でもあります。

 

 

父 サンデーサイレンス
母 キャンペンガール

 

生涯成績:17戦10勝

 

主な勝ち鞍:日本ダービー 天皇賞(春) 天皇賞(秋)ジャパンカップ

 

 

デビュー前から期待されていた馬

 

スペシャルウィークのデビューは2歳時だった。
圧倒的な1番人気に応えてデビュー勝ちをかざりました。

 

500万下の特別でまさかの2着に敗れるが、予定通り3歳のきさらぎ賞へ挑戦しました。

 

 

まだ1勝馬ながら圧倒的な1番人気の単勝1.7倍でした。
中団からレースを進めると、直線では他馬と次元の違いをみせて3馬身以上離しての勝利でした。

 

 

皐月賞トライアルの弥生賞へ向かいここで、セイウンスカイと昨年の東京スポーツ2歳Sを勝って世代で1,2の評価をされていたキングヘイローが出走していました。

 

スペシャルウィークは遂に世代のトップホース達との戦いになりました。
ここでは、2番人気でレースに挑みました。

 

セイウンスカイが逃げる展開で、キングヘイロー先行して中団からスペシャルウィークという展開でした。

 

マイペースのセイウンスカイをなかなか捕えられないレース展開の中スペシャルウィークが一気の脚で捕えての勝利でした。
これで皐月賞の大本命になりました。

 

 

本番の皐月賞では、1番人気でしたが弥生賞よりも後ろのポジションになりました。
ライバルのセイウンスカイは2番手からの競馬でその差は大きく離れていました。

 

直線では、先頭に立っていたセイウンスカイを2番手からキングヘイローが追う展開に、後ろから猛追してきましたがわずかに届かず3着に終わってしまったスペシャルウィーク。

 

 

続くダービーでは、皐月賞敗戦したが内容が良かったのもあり1番人気でレースを向かえることに。

 

レースは予想外の展開になった。
キングヘイローがまさかの逃げ。
そしてセイウンスカイは2番手を追走するレースになった。

 

超スローペースになっていたが、スペシャルウィークは後方からじっくりと競馬をしていました。
直線では、桁違いの脚を披露して一気に他馬を突き放して5馬身差の圧勝でダービーを制覇しました。

 

この勝利で武豊騎手は念願だったダービーを初めて勝利する事ができました。
これまで何度も跳ね返されてきたダービーですが勝てる時は案外あっさりと楽に勝てるものなんですね。

 

これで世代トップに立ったスペシャルウィークは、秋に向けて休養します。

 

 

秋からは古馬との対決へ

 

秋初戦は京都新聞杯からスタートします。
ここでは、状態は万全ではなかったが、それでも勝利します。

 

本番の菊花賞では、圧倒的1番人気になります。
レースはセイウンスカイがマイペースでラップを刻みます。
スペシャルウィークははいつも通り中団からの競馬で挑みます。

 

しかしこの日のセイウンスカイはバテることなく直線でも大きな差をつけて1着ゴールインした。
このレースでは、仮柵を移動されていて内側はグリーンベルトのような馬場で圧倒的に有利でした。
馬場に負けたと言ってもよい状況でした。

 

 

間隔は短いですが、次戦はジャパンカップへ挑みます。
武豊騎手が騎乗停止だったためジョッキーは岡部騎手になりました。
いつもと違い先行策をとりました。

 

このレースでは、同じ歳のエルコンドルパサーが2番手で進み、その直後の4番手を古馬のエアグルーヴが追走して、その直後にスペシャルウィークがつけました。

 

直線に入るとエルコンドルパサーが抜け出し2頭が追う展開になりますが、差は詰まるどころか広がる一方でした。

 

最後は2馬身以上離されてゴールを向かえてスペシャルウィークは3着でした。

 

 

古馬になって充実期に突入

 

4歳の始動は早く1月のAJCCからになりました。
騎手はペリエ騎手でしたが、状態はあまり良くないと言われていました。
それでもライバルはそんざいせずで、3馬身差の圧勝でした。

 

続く阪神大賞典では、前年の天皇賞(春)の勝ち馬のメジロブライトに次ぐ2番人気でした。
距離適性が懸念されましたが、4角先頭から押し切る競馬を見せて勝利しました。

 

 

続く本番の天皇賞(春)では昨年負けたセイウンスカイと昨年の覇者のメジロブライトとの戦いになりましたが、最近結果を残している先行策で競馬をするとメジロブライトを半馬身抑えてスペシャルウィークが天皇賞(春)を勝利しました。

 

 

続く宝塚記念では、同世代のもう1頭のライバルのグラスワンダーと初対決することになりました。

 

レースでは、先行策から積極的に進めると直線では先に抜け出しましたが、ライバルのグラスワンダーが一気に交わし3馬身以上の差をつけられて、まさに完敗の内容でした。

 

 

一気にスランプ陥ったスペシャルウィーク

 

秋は京都大賞典からスタートしました。
調教ではいつもと少し違う感じも報道されましたが、実績が圧倒的なのでいつも通りの1番人気になりました。

 

しかしレースでは、全く覇気が感じられず、格下の馬や3歳馬のテイエムオペラオーに敗れて7着とまさかの惨敗でした。

 

 

秋の天皇賞を前に、調教もめっきり走らなくなり、終わったと思われていたスペシャルウィーク。
主戦騎手の武豊騎手も自信がないまま本番になりました。

 

このレースでは、久しぶりに後方からの競馬になりました。
4番人気の低評価になりました。
馬体重も一気に−16キロとなりましたが、直線ではスペシャルウィークが運命の復活を遂げます。

 

一気に加速すると大外から差し見事に首差ステイゴールドを抑えて勝利しました。
これで春秋の天皇賞連覇を達成しました。

 

 

続くジャパンカップでは、昨年のこのレースで敗れたエルコンドルパサーを凱旋門賞で倒した凱旋門賞馬のモンジューが参戦するも、中断からの競馬で後続に1馬身以上離して勝利しました。

 

完全復活をしたスペシャルウィークは、次戦で引退が決まっており、完璧な状態で有馬記念に挑む事に。

 

 

有馬記念では、宝塚記念で敗れたグラスワンダーをマークする形で進めて直線では、一旦は捕まえたと思われたが写真判定の結果は数センチ差での負けになってしまった。

 

武豊騎手は勝ちを確信していたようでウイニングランもしてしまった。

 

そしてこのまま引退となった。

 

 

厳選名馬列伝が思うスペシャルウィーク

 

先ほどの言いましたがスペシャルウィークは、武豊騎手にダービーを勝たせた最初の馬でもあり、印象に残るレースも数々ありサンデーサイレンス産句としても、とても優秀な子だ思います。

 

しかし残念だったのが、4歳の時にGT3勝、2着2回というとんでもない成績を残したにも関わらず、年度代表馬になれなかったことです。
SS産句は、ゼンノロブロイまで1頭も年度代表馬を獲得できません。

 

この年は、凱旋門賞で2着になったエルコンドルパサーが獲得しました。
勝ったのならわかりますが、2着だったのにというのがあります。
例えレーティングが130オーバーしていても納得できない状況でした。

 

 

この馬ほど調教もレースも両方とも凄い走りをする馬は知りません。
まさに完璧な馬だったと言ってもよいと思います。

 

 

種牡馬になってからも、アメリカンオークスを勝ったシーザイオや最強牝馬と言われていたブエナビスタなどを輩出しました。

 

親子ダービー制覇の夢はインティライミ、リーチザクラウンが2着と惜しい結果でした。

関連ページ

日本に希望を与えたヴィクトワールピサ ドバイワールドカップ制覇!
震災で傷ついた日本を勇気付ける勝利をしたヴィクトワールピサ
復活した2歳チャンピオン ドリームジャーニー
あのオルフェーヴルの全兄 ドリームジャーニー
もう一つの最強世代 一気に頂点に立ったマンハッタンカフェ
近代競馬の申し子 運命の泉が好きだった馬マンハッタンカフェ
テイエムオペラオー 世界の賞金王無敵の強さ
テイエムオペラオーは4歳時に無敵の強さをほこった
エルコンドルパサー 世界一にもっとも近づいた馬
怪物相手に唯一戦えた馬 エルコンドルパサー
芦毛伝説再び!逃げ馬セイウンスカイ
最強世代の2冠馬セイウンスカイ|運命の泉
怪物外国産馬誕生 グラスワンダー
最強世代のグランプリホース グラスワンダー
最強の逃げ馬まさかの運命で予後不良にサイレンススズカ
悲劇的な運命サイレンススズカ
武豊が愛した馬マーベラスサンデー
遅れてきた大器マーベラスサンデー
夏場に一気に成長して一気に世代のトップへ上り詰めたマヤノトップガン
3歳の時に年度代表馬にも選ばれたマヤノトップガン
衝撃の復活劇 一気に世代トップへ サクラローレル編
3強時代の中心ホースのサクラローレル
将来が期待された藤沢厩舎期待のバブルガムフェロー
完成度が高く期待されたバブルガムフェロー
世代トップがリタイヤしてもイシノサンデーが優勝
サンデー時代到来を予感させる層の厚い年 イシノサンデー
伝説の菊花賞 ダンスインザダーク
菊花賞で初タイトルを獲得したダンスインザダーク
あの輝きはなんだったのか?タヤスツヨシの運命
ダービー後に全くらしさが無くなったタヤスツヨシ
SS初年度産句 最初のクラシックホースのジェニュイン
サンデーらしい馬体でかっこよいジェニュイン
幻の3冠馬と呼ばれたフジキセキ
幻の三冠馬という表現はまさにこの馬のためのもの フジキセキ
兄弟対決直前に不運の引退 ビワハヤヒデ
芦毛のスターホース ビワハヤヒデ
運命の名馬 ナリタブライアン
伝説の名馬 ナリタブライアン