夏場に一気に成長して一気に世代のトップへ上り詰めたマヤノトップガン

3強時代に強さを見せたマヤノトップガン

厳選名馬列伝で今回とりあげるのは、マヤノトップガンです。
この馬は、いきなり現れたまさに上がり馬という名にふさわしい馬だと思います。

 

 

父 ブライアンズタイム
母 アルプミープリーズ

 

生涯成績:21戦8勝

 

主な勝ち鞍:菊花賞 有馬記念 宝塚記念 天皇賞(春)

 

 

まさかこの馬がGT馬になるとは・・・

 

マヤノトップガンは、現表記で3歳デビューで、最初の7戦までは、ダートで競馬をしていました。
そしてそのほとんどは1200mとトップガンとは思えないようなレースを選択していました。

 

足元の不安があったのかもしれませんが、ようやく芝のレースを使ったのが、6月でした。
900万下(現1000万下)のレースでした。
2戦目で突破して秋の菊花賞トライアルで神戸新聞杯に挑戦しました。

 

ダービー馬のタヤスツヨシが出走するレースでしたが、マヤノトップガンは、距離が伸びて成績が安定したところもあり、ここでも2着になり優先出走権を獲得しました。

 

今だったらこのまま菊花賞へ挑戦するのでしょうが、当時はもう1戦使ったりするのが当たり前だったので、京都新聞杯に出走することになりました。

 

 

このレースでは、2番人気に評価されるようにマヤノトップガンはファンにも評価される馬になっていました。

 

レースではいつもより後ろから差す競馬をみせて、2着でしたが、メンバー最速の上がり3Fタイムを記録するなど、収穫が大きいレースでもありました。

 

 

そして本番の菊花賞では、牝馬ながら参戦してきたダンスパートナーが1番人気で、2番人気に前走で敗れたナリタキングオーに次ぐ3番人気の支持でした。

 

レースでは、先行策をとり、3コーナー、4コーナーを周るときには、先頭に立つ積極策のレースをして、後続の猛追を振り切って見事に菊花賞を制しました!

 

 

その勢いのまま暮れのグランプリレースの有馬記念に挑戦しました。

 

このレースには、1つ上の世代のナリタブライアンヒシアマゾンなどが出走していましたが、積極策の逃げで、まんまと逃げ切りに成功しました。
田原騎手の判断も素晴らしかったと思います。

 

これで、この年の年度代表馬に選出されて日本競馬界の中心馬に一気に上り詰める運命を手にしました。

 

 

古馬になり、変幻自在な脚質で強さをみせる

 

チャンピオンホースとなったマヤノトップガンは、春の天皇賞制覇へ阪神大賞典からスタートしました。

 

このレースには、ナリタブライアンが出走していましたが、1番人気でレースに挑み、今でも語り継がれる伝説のレースがスタートしました。

 

4コーナーから2頭のマッチレースになり、直線でも馬体を並べての激しい叩き合いで、一度は前に出たマヤノトップガンでしたが、最後はアタマ差で2着になりました。
3着のルイボスゴールドには9馬身離す別次元のレースをしていました。

 

 

本番の天皇賞(春)は得意の長距離でしたが、いつもの走りができずに5着とまさかの負けでした。

 

気を取り直して宝塚記念に挑むと、ライバルのナリタブライアンやサクラローレルは出走しなかったのもあり、1番人気快勝でした。
ちょっとラッキーな宝塚記念って感じもしました。

 

 

秋はオールカマーから始動しますが、まさかの4着と安定しないレース振りが目立つようになってきました。

 

秋の天皇賞は、新たなライバルのマーベラスサンデーも加わり、ローレルと3歳馬のバブルガムフェローとの4強対決になりました。

 

4〜5番手を追走して、3歳馬のバブルガムフェローをマークする形になりましたが、前のバブルガムを捕らえられずに2着終わりました。

 

JCはパスして有馬記念の連覇に挑みました。

 

 

2番人気に支持されましたが、ライバルの2頭の対決に混じれず7着の大敗でした。
馬体重の大幅プラスも良くなかったのかもしれません。

 

 

5歳になり、昨年と同様なローテーションで、阪神大賞典へ挑みライバルはいなく圧勝の内容でした。

 

 

そして続く天皇賞では、今までとは違い後方からの競馬をしました。
観客はどよめきましたが、田原騎手にはある程度の手応えがあったようです。

 

早めに先頭に立ったライバル2頭を次元の違う脚で一気に差しきり念願の春の天皇賞のタイトルを手にしました。

 

 

その後、調教中に屈腱炎を発症して、引退することになりました。

 

 

厳選名馬列伝が考えるマヤノトップガン

 

新馬戦で武豊騎手が乗っていたのには、ビックリしましたが、田原騎手とのコンビはまさに人馬一体って感じがしました。

 

イメージ的には、ライバル馬たちみたいな派手なイメージもなかったですが、必ず上位に来るんじゃないかと思わせる怖さを持った馬でした。

 

 

産句には、GUを勝つ馬も複数誕生しましたが、GTには手が届かずでした。
同じブライアンズタイム産句のナリタブライアンと同様、種牡馬として結果が出なかったことを考えると、BTは父父ではあまり結果を出す種牡馬ではなかったのかもしれませんね。

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