将来が期待された藤沢厩舎期待のバブルガムフェロー

将来が期待された藤沢厩舎期待のバブルガムフェロー

厳選名馬列伝がお伝えするのは、1995年デビュー組で一番の素質馬として注目されていたバブルガムフェローです。
藤沢厩舎初の牡馬クラシック制覇を期待された馬でしたが、この馬にも運命のいたずらが…

 

 

父 サンデーサイレンス
母 バブルカンパニー

 

生涯成績:13戦7勝

 

主な勝ち鞍:朝日杯3歳S(現朝日杯フューチュリティーS)天皇賞(秋)

 

 

クラシック直前にまさかのリタイヤ

 

バブルガムフェローは、サンデーサイレンス産句らしい馬だと言われていましたが、新馬戦では、まさかの3着の競争馬としてのスタートでした。

 

2戦目は確実に勝ち上がり、3戦目に府中3歳S(現東スポ杯)に挑み、サクラスピードオーに次ぐ2番人気ながら2番手からメンバー最速の上がり3ハロンのタイムをマークする圧倒的な力で2連勝しました。

 

 

そして続くレースは朝日杯3歳Sでした。
前走のレースが評価されて1番人気で2番手追走から、直線で抜け出す完璧な内容で2歳チャンピオンに輝きました。

 

この時の印象では、レース内容が大人な感じで、他馬とは出来が違うって感じでした。

 

 

3歳になり世代の中心馬に

 

4連勝で2歳時を終えて、最優秀2歳牡馬に選ばれ、この年のクラシック最有力候補と言われていました。
レースの安定ぶりもあり、3冠の可能性も十分にあるのでは?と言われていたバブルガムフェローは、スプリングSから始動しました。

 

レースは圧倒的1番人気に応えて、着差以上の強さで本番へ向かうことになりました。

 

この年のSS産句には、ダンスインザダークロイヤルタッチイシノサンデーと有力候補が多くいましたが、その中でもバブルガムフェローの評価はNo.1でした。

 

しかし、本番を1週間前に控えた時期に右後ろ脚の骨折が判明してしまい、春のクラシックの出走は絶望的になりました。

 

 

骨折の程度は軽いもので、秋には復帰が可能でした。
菊花賞へのプランは、長いブランクもあり断念して、古馬相手の中距離路線へ向かうことになりました。

 

毎日王冠から復帰しました。
休み明けと骨折明けで不安もされましたが、3着とまずまずの結果でした。

 

 

そして本番の天皇賞(秋)へ向かいました。
3歳馬での天皇賞制覇はそれまで1頭もいませんでした。

 

レースには、古馬の3強と言われていたサクラローレルマヤノトップガンマーべラスサンデーというとても強い馬がそろっていました。

 

いつも通り3番手のポジションからの競馬をしました。
この日は初コンビの蛯名騎手が騎乗していました。

 

直線では、古馬の3強が物凄い勢いで襲いかかって来ましたが、斤量差も生かして、直線ではなんとか粘り切り、3歳馬初の天皇賞制覇を達成しました。

 

この相手にこのレースをできたことを考えると、皐月賞、ダービーと出走できていたら2冠達成できていたのでは?と思ってしまうレースぶりでした。

 

 

続いて出走したのは、ジャパンカップでした。
レースには、古馬3強が出走していませんでした。
その代わりに、海外勢は過去に類をみないほどの豪華メンバーでした。

 

凱旋門賞馬で、翌年から日本で種牡馬生活をすることが決まっていたエリシオの参戦。
そしてキングジョージの覇者ペンタイア
このJCを勝ったのがシングスピールでした。

 

BCで2着などで、大きな勝利はなかったのですが、このJCの勝利後はドバイワールドカップを勝利するなど、翌年はレーティングで世界3位の数字を持っていました。

 

 

バブルガムフェローは、全くいつもの彼の走りではなく、なぜこんな風になってしまったのかみんなが疑問になる走りでした。

 

 

古馬になり路線を決定

 

長い所はあまりよくない感じもしたのか、関係者は中距離路線で行く事を決定しました。
その為、春はお休みして、夏のドリームレースの宝塚記念へ向かうため、6月の鳴尾記念からスタートしました。
見事完勝の内容で、本番の宝塚記念へ向けて最高のスタートをきりました。

 

 

宝塚記念では、主戦騎手の岡部さんが安田記念も勝ったタイキブリザード(同じ藤沢厩舎)に騎乗したため、天皇賞以来の蛯名とのコンビで挑む事になりました。

 

得意の先行する競馬で、一時は先頭に躍り出ますが、マーべラスサンデーに差されて2着でした。

 

 

秋は、昨年と同じローテーションになりました。

 

毎日王冠は、斤量差も物ともせずに1着で、連覇に挑む秋の天皇賞へ行きました。

 

天皇賞では、同世代の牝馬のエアグルーヴに差されて連覇は惜しくも逃しました。

 

 

昨年は惨敗したジャパンカップに挑みました。
このレースには、ピルサドスキーという世界的な名馬が挑戦してきて、格の違いを見せつけて完勝。
2着にはエアグルーヴでこの牝馬に2連敗する形になってしまったバブルガムフェローは3着。

 

このレースを最後に引退することになりました。

 

 

 

厳選名馬列伝が思うバブルガムフェロー

 

美浦の超名門の藤沢厩舎が、それまでクラシックに全く縁がないのにビックリしましたが、バブルガムフェローでも、そのタイトルを獲得することができなかったのにはビックリしました。

 

2〜3番手から安定した競馬をみせるバブルガムはまさに安心して観ていられる馬でした。
残念だったのが、その世代の4強のSS産句と戦っているのを見れなかったことです。

 

特にダンスインザダークとの戦いは興味があったので残念でした。
唯一3着以内に入れなかったジャパンカップはなんだったのか未だに謎ですが、あれだけ安定している馬でも、あのようなことがあるのが競馬だと怖さを教えてもらった馬でもあります。

 

 

種牡馬になってからも、芝のGT馬を誕生させることができませんでした。
よい種牡馬になると思っていただけに、残念でした。

 

 

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