久しぶりに牡馬相手に勝てる牝馬 エアグルーヴ

超良血馬のエアグルーヴ

厳選名馬列伝が紹介する第4弾は、エリート一家に育った超良血馬のエアグルーヴです。

 

父 トニービン
母 ダイナカール

 

生涯成績:19勝9勝

 

主な勝ち鞍:オークス 天皇賞(秋)

 

 

名牝の血筋 親子制覇へ

 

母のダイナカールもGT馬で、凱旋門賞を勝ったトニービンの子供で、かなりの期待を持たれて生まれてきたのがエアグルーヴ。

 

名調教師の伊藤雄二調教師の元で育てられデビューを迎えたが新馬戦は2着でした。

 

続く2戦目でしっかりと勝ち上がり、オープン特別のいちょうSも勝利して阪神3歳牝馬S(ジュベナイズフィリーズ)に向かいましたが、それまで騎乗していた武豊騎手は、前走でレコード勝利したイブキパーシヴに騎乗していたため、世界的に有名なマイケル・キネーン騎手が騎乗して2着でした。

 

 

3歳になり初戦はチューリップ賞から始動して、前走で負けたビワハイジを相手に5馬身差の圧勝で、桜花賞の最有力候補になりましたが、レースの前に熱発で本番は回避することになりました。

 

 

ぶっつけ本番でオークスに挑むことになり、騎手は武豊騎手に戻りました。
直線で他馬の癖もしっかりと知っていた武騎手がよれる馬をしっかりと計算して、見事な抜け出しでオークスを勝利しました。

 

 

秋は体調の管理に苦労したため、前哨戦に出走することができずに、一発本番で秋華賞に挑むことになりました。

 

レースでは、イレ込みが激しくいつもエアグルーヴではありませんでした。
そして10着と不本意な結果に終わります。
レース中に骨折していたことが判明して長期休養を余儀なくされました。

 

 

 

古馬になり充実1年に

 

古馬の復帰戦は、夏になり牝馬限定のマーメイドSでした。
久々でしたが、圧倒的人気になりますが、なんなく勝利します。

 

続く夏のトップレースの札幌記念に挑み勝利します。

 

ここから秋の天皇賞へ挑むことになります。
現在では、当たり前のローテーションですが、この時代では少し間隔が空きすぎでは?と思われていました。

 

天皇賞のライバルはバブルガムフェローでしたが、直線の叩き合いを制して牝馬では17年ぶりの天皇賞馬になりました。

 

 

続くジャパンカップにも挑みましたが、ここには世界的な名馬のピルサドスキーが出走していて格の違いを見せ付けられて残念ながら2着になりました。

 

その年の最終戦は有馬記念に挑み3着で、牝馬でも牡馬相手に通用する所を見せて、この年の年度代表馬に選ばれました。

 

 

 

翌年は、大阪杯から始動して、前年度の3冠牝馬のメジロドーベルに圧勝して、鳴尾記念をたたいて宝塚記念に挑みました。

 

 

このレースでは、サイレンススズカに太刀打ちできずに3着に終わりました。
昨年と同じローテーションで札幌記念を快勝して、秋は、エリザベス女王杯に挑む事になりました。

 

 

牝馬どうで負けるはずが無かったのですが、メジロドーベルにまさかの敗戦で3着でした。

 

中1週で挑んだジャパンカップは、エルコンドルパサーに完敗で、2着と勝ち切れないレースが続きました。

 

そして続く有馬記念で5着に敗れて、引退することになりました。

 

 

厳選名馬列伝が考えるエアグルーヴ

 

2歳の7月デビューから現5歳までしっかり第一線で活躍した牝馬は非常に珍しく、牝馬でも牡馬に通用することを証明してくれました。

 

 

名牝の一族で、親子揃ってのオークス勝利と子供にも非常に期待されました。

 

サンデーサイレンスの血が入ってないので、配合できたため、産句は軒並み数億円を超えました。

 

初年度産句からGT馬のアドマイヤグルーヴを輩出して、その後も重賞を勝つ馬も輩出したので、ダンスインザダーク産句には、4億9千万円の値段がついた馬もいました。

 

 

キングカメハメハ産句のルーラーシップは日本ではGTを勝利することはできませんでしたが、香港のGTクイーンエリザベス2世カップでは圧勝して、エアグルーヴの血を繋げる有力な種牡馬になりました。

 

 

現役時代だけではなく、繁殖牝馬としても活躍したエアグルーヴは名牝中の名牝と呼べる馬だと思います。

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